2010年05月05日

檜を宇宙に持っていく?

420_7268550.jpg
★野地良成さん

2009年7月、僕らは熊野(三重県)の海にいた。序章と名づけたあの時から、もうすぐ1年が経とうとしている。

あれから、野地さんはどこへ行ったのか?

うわさによれば、ロケットにのって宇宙へ旅立ったらしい。

檜と一緒に。

100.jpg

プル プル プル♪

おお!野地さんと中継がつながったぞ。

-----------------------------------------------------------

せお 野地さん、お久しぶりです!今、宇宙なんですね。どうですか そちらは?

野地 お久しぶりです。はい、すごく快適です。

せお 地球はみえますか?熊野も見えそうですか?

野地 はい、見えます。とても青いです。熊野も多分ここだろうという感じですね。

せお ロケットの中に檜が入って(内装)今回がはじめてのロケット打ち上げですが、いかがですか?

野地 はい、檜のにおいが室内にたちこめていて、気分がいいですね。とてもリラックスします。地球が恋しくないですね。地球には帰らなくていいかも、と思ってしまいました(笑)

せお 寝るときはどうやって寝ているのですか?

野地 はい、檜の柱を抱いて寝てます。とても熟睡できます。



なんて、2人の妄想は続くのでした。

ここからはちょっとまじめに。

実は、新教授に、野地良成さん(野地木材工業株式会社)が就任しました。

タイトルは、ズバリ、

檜を宇宙に持っていく?

です。



野地さんは、なぜ今回『檜を宇宙に持っていく?』という企画を考えられたのでしょうか?

はい、私の会社は檜を扱った建築材のメーカーなのですが、今どこでもやっている家具をつくったりする企画や、森林を守ろうという活動をしたりするのは、ちょっと面白くないなと思ったんです。で、何か突拍子もないことができないものだろうかと。

そこでいろいろ考えていたんです。そしてある日、檜から一番遠いところはどこだろう?と考えたところ、『宇宙』というキーワードがでてきたんです。宇宙に檜を持っていくって考えた時に、自分なりには、宇宙空間に檜が浮かんでいる絵が浮かんだりもしたのですが、なんか、でも違うなって思って。それで、もっと掘り下げて考えた時に、人が乗るロケットの内装を檜にできないだろうか、と考えついたんです。

宇宙というのは、もちろん僕は行ったことありませんが、暗いと思うんですね。何もないところで、生身の人間が、外にもでられない、そんな地球とはやはり別世界ですよね。

そういった時に、ロケットの中(内装)を檜でつくったら、精神的に穏やかになるんではないだろうかと思ったんです。檜は湿気をすってくれたり、匂いや手触りで安らぎもあたえてくれる、人間の生活、ましてや宇宙での生活でこの檜の存在価値はあるのではないかと思ったんです。

今すぐに、という訳にはいかないかもしれません。今はほんと機能性ばかりを追求してのロケットだと思いますが、今後、もっと技術が進歩すれば、今度は宇宙飛行士の精神面をもっと考慮しようという流れになってくるなと思ってるんです。

そのチャンスを狙っています!

想像してみてください、宇宙飛行士が真剣に仕事している、その床や壁が檜になっている光景を。未来的な無機質な空間が、地球上の優しさいっぱい持った、そんな暖かい空間になりますよ、きっと。

あっ、食事はもちろん、檜の箸とスプーン、フォークでね。


※野地木材のマスコットキャラクターのじもくま。

さて野地さん、今回はウラ藝教授に就任されるわけですが、現在のウラ藝教授で気になっている方が特にいますか?

みなさんには興味がありますが、特に、といわれると、コピーライダーの坂本さんですかね。あの方の文書を読んでいると1文字1文字に力があるし、自分自身とても勉強になりますね。あと、おいしい書道の日置さんですかね。熊野材をつかって何か、一緒にできそうな予感がします。一回みなさんに熊野に来て頂きたいですね。熊野には、連れていきたい魅力的なところいっぱいあるんですよ。

それと、瀬尾さんも熊野にまた来てくださいね。

はい、また夏に伺いたいです。で、撮影しましょう。野地さんの宇宙服姿を熊野の山中で!檜を宇宙に持っていく準備をしましょうね。



今後の野地教授の活動に注目です!

2009年07月27日

NOJIMOKU熊野物語〜序章

420_7258374.jpg

野地木材工業株式会社、会社の中心角、野地三兄弟。
ここ熊野で、木材業界のリーディングカンパニーを目指している気鋭の会社だ。

一番左の男性(常務)とは、1ヶ月半ぶりの再会である。

2_420_7258381.jpg

そう、カラフルチルドレンで、熊野の森を一緒に作ったあの時に来藝していた、野地常務。今度は僕がここ三重県熊野へやってきた。

2_420_6134468.jpg

カラフルチルドレンで描いたあの、熊野は実際に自然溢れる、のどかで、美しい土地だ。

420_7258210.jpg

獅子岩。
その形をみて分かるように、獅子の顔がみてとれる岩。
そのたたずまいは、立派だ。

420_7258214.jpg

七里御浜。
その名の通り七里もつづく長い浜。
ここも熊野古道の1つであるらしい。波が荒いため、昔の人はここを歩いて移動するもその高い波によくさらわれていたようだ。

420_7268422.jpg

丸山千枚田。
高低差約100mの中に1300ともいわれる水田が並ぶ日本最大規模の棚田だ。

420_7268442.jpg

そしていくつかある『熊野古道』の山道を1つを歩いた。

420_7268424.jpg

夏のぎらぎらした太陽の光も、ここではとても落ち着いた光となって道を照らしていた。水水しい木々たち。熊野一帯(紀伊半島)は日本でも一番降水量が多いといわれている地帯である。その雨の恵みのおかげでここでは、丈夫な木材がとれる。その昔、熊野材は江戸の街をつくる時にも使われたようで、関東大震災でもその丈夫な熊野材の強度から、倒壊を免れた家屋も多いようだ。

420_7258222.jpg

そんな熊野材。
野地木材工業さんの工場にもお邪魔した。

2_420_7258237.jpg

420_7258265.jpg

420_7258299.jpg

420_7258301.jpg

黙々と作業にとりくむ、従業員の皆さん。
さすが手際よく作業を進めていく。

420_7258352.jpg

420_7258345.jpg

野地木材については、野地木材の全てがわかる、『NOJIMOKU辞典』をみてみよう。

2日間にわたる盛りだくさんの熊野視察。
伝えきれないことも多いが、帰京の前に、船にのり沖にでた。

風を感じ、波を体感し、太平洋の海をお腹いっぱい満喫した。

海と山。熊野の空気は格別だった。

420_7268526.jpg

420_7268561.jpg

420_7268504.jpg

420_7268411.jpg

これは、花の窟神社

420_7268417.jpg

野地三兄弟の末っ子三男が見つめる岩の下には、石にかかれた絵馬があった。

420_7268409.jpg

『熊野市が有名になりますように』

こんな地元の方の願いに、どう野地木材工業がこれから展開していくのか楽しみである。そしてウラハラ藝大とどうタッグをくんでいくのか、今回の熊野への旅はこれからはじまる物語の序章にすぎない。

2009年06月15日

世界遺産のある『熊野』より視察団来藝!

420_6134355.jpg

壁に向かう、1人の青年。
なんと、お坊さまです。

420_6134345.jpg

手をあて、壁の感触を確かめているのだろうか。

420_6134347.jpg

筆をとり、、、

420_6134348.jpg

420_6134349.jpg

420_6134350.jpg

お見事。

420_6134364.jpg

420_6134371.jpg

『舞』です。

420_6134369.jpg

実はあの、世界遺産『熊野古道』のある三重県の熊野から『カラフルチルドレン』を視察に来られた、熊野青年会議所メンバーの1人なのです。

話しをしていると、お坊さんという事が判明。
書家さんでもあるので、一筆お願いしてしまいました。

この日午前3時に車で熊野をでて、はるばる東京・ウラハラまで。
あたまが下がります。

420_6134397.jpg

420_6134413.jpg

書道は、お寺で習いました。といっていた日置恵教授
アクティブな書家の日置教授は、お坊さんの筆の如く、舞ってます。

この日は、ゲスト教授に日置教授を迎えてのカラフルチルドレン。
自然溢れる、熊野の深い山々を描きました。

日置教授は、書道なので、文字『川』を指導。
書道は、ウラハラで習うべし。もちろんお寺もありですが。

420_6134411.jpg

420_6134419.jpg

420_6134436.jpg

どきっ。。

420_6134439.jpg

そんな展開です。

420_6134441.jpg

お手上げ状態。

420_6134468.jpg

熊野の森の一部と化しました。

420_6134464.jpg

『熊野古道ってどんなところなんですか?僕も一度は行ってみたいです。』

テレビや雑誌、ネットの世界だけでしか見た事のないそんな僕の言葉に、

『僕たちにとっては、小さい頃から見てきた、ごく当たり前にある山道なんですけどね。』

と。

第三者から見るととても魅力的にみえるもの。近くにいると当たり前のことなんですね。大事な『宝物』とはいつも身近にあるものなのかもしれません。

420_6134506.jpg

420_6134511.jpg

日本一遠い場所といわれる熊野。
無事、ほんものの熊野まで帰られた事と思います。

420_IMG_3734.jpg

※僕は日本中の宝物探しにいくハンターカメラマンになる事を今企んでいます。